「ペチカ」は、1924年(大正13年)の南満洲教育会の教科書に掲載された日本の童謡です(ロシアの民謡ではない!)。作詞は北原白秋、作曲は山田耕作、寺嶋陸也編曲のものを歌います。歌詞はこちらをご覧ください。
「ペチカ(ペーチカ)」とは、レンガなどで造られた暖炉の一種です。では、「楽しいペチカ」ってなんですかね?! 最近ではエアコンが多くなり、直接「火」を見ることがなくなってきました。学生時代、沢登りした際に必ず焚火をしました。暖かい炎を見ると安心するんですよね。これって、人類が洞穴に住んでた頃のかすかな記憶なんでしょうか!?
さて、歌が作られたのは100年ほど前の満州です。そのころは、ペチカの燃え上がる炎を見つめながら、家族や親しい人と談笑してたのでしょう。「楽しいペチカ」=「赤々と燃える火が見える暖炉を囲んでの楽しい談笑時間」だったようです。こころが暖まるような曲として歌いたいですね。
余談ですが、2番の歌詞の中で「 くりやくりやーと呼びましょ」とあるのは何のことでしょうか?!
ネット上に回答がありました。「栗や栗や」で焼栗を売る物売りを呼ぶ声だそうです。「贈れや(くれや)」とか、「厨(くりや)」とか、「庫裏(くりや)」ではありません。名物の焼き栗売り等の満州情緒を取り入れた歌だったのです。
寺嶋さん編曲の「ペチカ」はYouTubeにはないので、デュークエイセスのものを貼っておきます。
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