2019年4月21日日曜日

野ばら

 第2ステージ「古今西西 世界の名曲より」の1曲です。『古今西西』の題字は間違いではありません。本来なら東西からの名曲を選びたかったのですが、西洋の曲しか今回は紹介できないので 『古今西西』となりました。指揮者の先生の意志を尊重してあります(以前の演奏会でもあったそうです)。
 よく、他のところで良かれと思って「古今東西」になってしまう場合があるようです。グリーンエコーの第32回定期演奏会では「古今西西」が正解です。

 さて、「野ばら」はゲーテが詩を作り、シューベルトをはじめたくさんの方が作曲されているようです(150曲以上もあるとか)。今回はそのなかのウェルナー作曲のものを歌います。訳はこちらをご覧ください。近藤朔風の訳詞のなかの「野中のばら」と「荒野のばら」が交錯した歌詞で歌います。
 2番の歌詞で、「われは手折(たお)らん」と言って、「君を刺さん」と答えています。なかなか刺激的です。いろんな解説があるようですが、やはり男女の仲を言っているようです。詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。詩そのものにゲーテの物語もあるようで、想像は尽きません。
 古い訳詞なので、勘違いが多いようです。「わらべはみたり」は「童は見たり」で、「蕨(わらび)はみたり」ではありません。また、「あかずながむ」は「飽かずながむ」で、「赤砂な噛む」ではありません。
混声合唱ではありませんが、NHK児童合唱団のものを貼っておきます。

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