演奏内容は、「シューベルトのミサ8曲」、「ふるさとの四季メドレー」、「木下杢太郎の詩から5曲」、および、「蔵王9曲」です。「蔵王」のステージは、メンバーを一般に公募して、団員とともに歌うという新しい試みでした。「蔵王」には、12人の方々が他の団体等から参加されていました。
どの曲も、男声合唱特有の重厚な音質や、低音域での倍音、それらが混ざり合ったハーモニーがとても心地良かったです。個人的には、勢いのある曲、例えば、ふるさとの四季の「鯉のぼり」とか、木下杢太郎の詩の「市場所見」とか、蔵王の「吹雪」とか、が良かったと思いました。特に、ベースソロがあった、蔵王の「おはなし」は圧巻でした。舞台のライトを落としてソリストにスポットライトがあたり、全体のハーモニーとともに、聞きほれました。
さて、座間男声合唱団はなぜこんなに集客力があるのでしょうか?!
個人的な意見ですが、「男声合唱である」、「音楽的にそれなりのレベルがある」、「地域での様々な活動(文化祭参加等)」、「精力的な活動(蔵王のような新しい試み)」等々が考えられます。特に、地域活動での『老人福祉施設の慰問演奏』は昨年6回も実施されているようで、社会貢献そのものです。シニアの観客が多いのもうなずけます。
団長挨拶での「活動を支えてくださる家族の方へ感謝します」の言葉ともつながる、奉仕的な活動が人気の秘訣かもしれません。
いずれにせよ、同じ合唱をする者として、いつまでも活動を続けていただきたいです、”若き心で”!
プログラムの表紙は似顔絵が印象的で新鮮です。
会場の様子。観客は9割近くがシニアの方々です。
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